一般社団法人国際天然物機能開発研究会の
中医自然療法講座が開催されました。
講師は、遼寧中医薬大学医学部 准教授 主任医師
一般社団法人 国際天然物機能開発研究会 東京研究所所長の
周 ?先生です。
お悩みの方が多い
めまい、頭痛、便秘に関わるポイントや
必要な経絡を勉強しました。
本日はその中でも
西洋医学と東洋医学からみる頭痛の特徴とポイントをご紹介します。
慢性的な頭痛は、西洋医学では
下記のように分類されています。
緊張性頭痛や、片頭痛の症状に悩まされている方も
多いのではないでしょうか?
西洋医学では3分類に分けられる頭痛ですが、
東洋医学では6分類に分けられます。
太陽頭痛は、主に後頭部及び後頭部から首筋の後ろにかけての痛み
があるため、首と肩こり、風邪の症状がでます。
緊張性頭痛や、高血圧、風邪等が原因です。
陽明頭痛は、前額部、眉間、頬部の裂ける痛みがあり、
鼻づまり、鼻水、目赤の症状がでます。
副鼻腔炎、緑内障等の原因が考えられていますが
がんにも注意が必要です。
少陽頭痛は、側頭部の痛みがあり
微熱、不眠、月経痛等の症状を整います。
片頭痛や、群発頭痛が原因として考えられます。
少陰頭痛は、やりで突き上げるような痛みが特徴で
冷え症、月経痛、四肢の冷えの症状がでます。
緊張性頭痛等が原因と考えられています。
太陰頭痛は、頭全体が包み込まれるような痛みで
自律神経症状や風邪の症状がでます。
たんがよく出るのも特徴です。
風邪、緊張性頭痛、うつ病等が原因と考えられています。
厥陰頭痛(けついんずつう)は、頭頂部の痛みで
嘔吐、四肢の冷え、冷や汗、意識障害の症状がでます。
原因としては、メニエール病、脳腫瘍、脳内高圧、脳出血が考えられるので
このような症状が出た場合には注意が必要です。
このように西洋医学と東洋医学では
頭痛の分類わけがされています。
今日、ご紹介した頭痛の特徴をしることで
それに応じた対策やツボ処方等もあります。
頭痛にお悩みの方はご自分のタイプをみつけてみてください。