12月21日(日)は、
九州大学 医学部 百年講堂にて、中医自然療法講座でした。
テーマは、
「霊芝の効用〜前立腺肥大症・骨粗鬆症の予防・改善」で、
九州大学農学研究院 特任教授 近藤 隆一郎先生に
ご講義頂きました。
霊芝とは、マンネンタケといわれるキノコの一種です。
高齢化社会の到来とともに増加している
ホルモン性疾患の急増に
今、注目がされています。
ホルモン性疾患とは
男性では前立腺肥大症、女性では骨粗鬆症をいいます。
特に男性の前立腺肥大症は、
年齢とともに高くなり、50歳より増加します。
50歳で、30%、60歳で60%、70歳で80%、80歳では90%に
その症状がみられます。
肥満、高血圧、高血糖および脂質異常症と前立腺肥大症の関係が
指摘されており、メタボリック症候群との関係についても、
検討されています。
野菜、穀物、大豆等に多く含まれるイソフラボノイドは
前立腺肥大症の発症抑制効果があることが
指摘されています。
前立腺が肥大する原因はまだはっきりとは解明されておらず、
中高年になって男性ホルモンを含む
性ホルモン環境の変化が起こることにより
前立腺が肥大すると考えられています。
前立腺肥大症では、
排尿症状(排尿困難をはじめとする、尿を出すことに関連した症状)
蓄尿症状(尿を貯めることに関連した症状)
排尿後症状(排尿した後に出現する症状)
が見られます。
霊芝には、
このような前立腺肥大症の予防や改善に期待できる
成分があり、その研究内容に関するお話等を
近藤先生よりお聞きしました。