今週の美膳薬膳では薬膳の基本である
中医学の理論について簡単にご説明致します
中医学の基礎理論の体系には、陰陽五行、気血津液、
臓腑経路、病因病機、そして治療原則があります。
本日はこの中で最も基本的な陰陽説と五行説についてご紹介致します
かなり奥が深い話になるので、今回はとっても簡単にご説明致します。。。
陰陽説の基本的な考えとして自然界はすべてのものが陰か陽の属性を持ち、
すべて内部的に陰と陽の両面性をもっている。
また、陰と陽には相互依存、相互制約、相互転化の関係があるとされています。
陰陽のバランスが崩れることにより疾病が引き起こされるとされています。
陰陽のバランスと整えることが大切です☆
五行説とは木、火、土、金、水、この五つを五行と名付け
自然界にあるものを五つの要素の相関関係で表したものです。
この要素がバランスよく調和している状態を良い状態と考えます。
五行説をもとに、様々な切り口で臓腑や感覚器、色や味、自然界を幅広く
関連付けることができます。
自然界と私たちの体は密接に繋がっているのですね♪
中医学の理論は奥が深く、難しい部分が多いので
今後も薬膳の基本をご紹介するなかで
少しずつ詳しくご紹介していきます★
【からだぽかぽか薬膳】
リンゴとさつまいものシナモンシュガー煮
材料:リンゴ(1/2個)、さつまいも(1本)、バター(5g)、シナモンシュガー(少々)、
砂糖(小1〜お好みで)、水(50cc)、レモン汁(少々)、白ワイン(小2)
作り方:リンゴ、さつまいもは皮をむき(皮付きでもOK)食べやすい大きさに切ります。
鍋にバターを溶かしリンゴ、さつまいもを入れます。
そこに水、砂糖、白ワイン、レモン汁、シナモンシュガーを加え煮込みます。
リンゴ、さつまいもが柔らかくなれば完成です☆
【本日の薬膳食材】
桂皮(シナモン)・・・冷えからくる腹痛や関節痛などの痛みを和らげ、下痢、排尿異常などに有効です。
内臓を温め消化機能を高めてくれます。
また、月経痛や月経前症候群など女性特有の不調にも良いです
本日は福岡でも雪が降りました。。。
今年一番の寒気がきているようです
シナモンで体の中から温まりましょう♪
【美膳薬膳担当者】
管理栄養士 大川慶子
?国際天然物機能開発研究会 監修