本日は、5月18日(日)に
九州大学 医学部内 百年講堂会議室にて行われた
『中医自然療法講座』をご紹介いたします。
今回は、
遼寧中医薬大学第二附属病院 助教授 王 開慶先生に
【経絡臨床応用?】について
講義頂きました。
経絡の概念や、基本的な作用
万能のツボも習得しました。
兪穴の作用には、
近治作用、遠治作用、特殊作用があり、
遠治作用では例えば頭が痛い場合にかかとのツボを押すと
緩和するように痛い部位から離れている場所に作用のあることをいいます。
そして
頸椎症と寝違えの2種類のメカニズムと対処法を学びましたので
頸椎症について少し触れたいと思います。
頸椎症は、30代後半から40代の方に多くみられる症状ですが
PCを使う作業で首を下に向ける機会が多くなったことから
20代の方にもみられる症状となりました。
頸椎症に効果的なツボは、
主に頭の痛みを緩和する風池、天柱
肩の痛みに効果的な肩中兪、肩外兪
腕や手の痛みをとる曲池、手三里、合谷
等があります。
頸椎症の普段からできる健康管理は
◎普段からの姿勢の注意(特に座る姿勢)
◎頸部軟組織の強化
◎自分に合う枕の選択
です。
頸部軟組織の強化として
毎日自分の名前を漢字でゆっくりと頭を動かしながら
書くことがおすすめとのことを学び、
実践してみた所、首がすっと軽くなりました。
王開慶先生の講義は来-6月22日(日)にも
九州大学 百年講堂内にて行われます。
中医学に関し、大変興味深い内容ばかりなので
来月も講義が楽しみです。
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中医自然療法講座〜経路及び経穴の臨床応用〜