今週の美膳薬膳ではタイプ別の養生法についてご紹介致します
今週は先週ご紹介した気虚タイプと気滞タイプの養生法です
気虚タイプ
原因:気の生成は腎・脾胃・肺と密接に関連しています。
先天性の虚弱、過労、慢性の病気、老化、栄養不足などにより引き起こされます
生活習慣:規則正しく、カラダを温める食事をとること。また、朝食はしっかりとることが大切です。
早寝早起きで気を高めましょう。ヨガや気功などの呼吸と共に
ゆっくりと体を伸び縮みさせる運動は気の巡りを良くします☆
改善食材:なつめ、高麗人参、はとむぎ、やまいも、きゃべつ、牛乳、うなぎ、あじなど
気を補う雑穀類やイモ類を摂取し体を温める食材を選びましょう。
気滞タイプ
原因:気鬱体質、精神的ストレス、邪気の侵入、飲食不節、外傷、臓腑機能の低下
生活習慣:気虚タイプ同様、気功やヨガなど精神を落ち着かせるような運動が良いです。
また、ジョギングなど自分のペースでストレスを発散できる運動も良いです♪
改善食材:ういきょう、八角、春菊、らっきょう、大根、蕎麦、生姜、しそ、ジャスミン、柑橘類など
香味野菜やハーブ類などを上手く使い、精神を安定させましょう。
今週の【カラダぽかぽか薬膳】
薬膳麻婆豆腐
材料:豆腐(1丁)、ひき肉(100g)、しいたけ(2,3本)、ねぎ(1/3)、塩・こしょう
調味料A:豆板醤(小2)、鶏がらスープ素(大1/2)ニンニク(すりおろし)少々、醤油(大1)、
酒(大1)、砂糖(大1/2)、ごま油(大1)、山椒(少々)、水(200cc)
盛り付け・仕上げ:糸トウガラシ、松の実、片栗粉、水
作り方:まずはじめに、松の実をフライパンで油をひかずに軽く煎っておきます。
豆腐は水気を切り、一口大に切ります。
ねぎは小口切りと盛り付け用に白髪ねぎにしておきます。
フライパンでひき肉を炒め、ねぎ、しいたけ、を炒めます。
塩コショウで下味をつけ、調味料Aを加えます。
さらに豆腐を加えひと煮たちさせ、火が通ったら水溶き片栗粉でとろみをつけます。
軽く煎っておいた松の実と糸トウガラシ、白髪ねぎを飾れば完成です
【本日の薬膳食材】
山椒・・・体を温め、冷えをとります。冷えからくる胃痛・腹痛、、食欲不振、下痢に良いです。
トウガラシ・・・代謝を上げる効果の高い食材です。血行を良くし、内臓の冷えを取り除きます。
松の実・・・体を潤す作用があるので乾燥の季節にはピッタリです。
体を温め滋養強壮効果が高い食材です。
次週の美膳薬膳では血虚タイプと?血タイプ、水滞タイプの養生法をご紹介致します☆
また、薬膳恵方巻きレシピをご紹介致しますのでこちらも要チェックです♪
【美膳薬膳担当者】
管理栄養士 大川慶子
?国際天然物機能開発研究会 監修