病気を未然に防ぐ薬膳料理
近年、
人間ドック受診者の8割以上の方に何らかの異常が見つかります。
しかし、そのうちの7割が生活習慣を変えるだけで、
改善することができるといわれています。
特に効果的なものは、やはり食生活の改善です。
現代の食生活は一見豊かにあるようすが、
三食全てファーストフードで済ませたり、加工食品ばかりを食べたりと、
実際は乱れや偏りが目立っています。
食事や生活習慣によって体質や体調の改善をはかり、
病気を防ぐという予防医学が重要になってきます。
体内のバランスの乱れを整えて、
病気にならないようにする東洋医学の考えは、
これから重要になってきます。
本日は貧血に効果のある金針菜のレシピをご紹介します。
金針菜と鶏肉団子の薬膳スープ(2人分)
<材料>
鶏ひき肉(100g)、金針菜(10g)、醤油(大1)、酒(大1)、
青ネギ(1本)、ショウガ(1かけ)、和風だし(1カップ)、
金針菜のもどし汁(1カップ)、塩(少々)、片栗粉(適量)
<作り方>
?生姜はみじん切、青ネギは小口切りにします。
金針菜は1カップのぬるま湯で1時間戻します。
?ビニール袋に鶏ひき肉、青ネギ、生姜、塩、片栗粉を入れ、
よく混ぜ合わせて冷蔵庫で冷やします。(1時間くらい)
?鍋に戻し汁と和風だしを入れ、醤油、酒、塩で味を整えます。
沸騰したら?の鶏ひき肉をビニールの端を切り、一口大に絞り出します。
肉団子が浮いてきたら金針菜を加え、
最後に水溶き片栗粉でとろみをつけて完成です。
【本日の薬膳食材】
ユリ科のかんぞうのつぼみを乾燥させたものです。
鉄分を多く含み、「血」の巡りを増やして巡りをよくしてくれるので、
貧血に効果的です。
本日は、外治法として
貧血症状の改善に効果のあるツボをご紹介いたします。
【貧血のツボ】
免疫力をアップさせ、体中の活動エネルギーを放出するため、
様々な貧血の症状によいとされています。
寝る前に両足のツボを10回程度押すと効果的です。
【美膳薬膳担当者】
?国際天然物機能開発研究会 監修