一般社団法人国際天然物機能開発研究会。

研究会レポート

第25回美膳薬膳

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皆様は、夏と冬・・・どちらが脂肪燃焼を行いやすいと思いますか?

 

夏は汗をかきやすく気温が高いので、

冬より夏の方が脂肪燃焼しやすいイメージがありますが、

実は、1年の内で夏がもっとも脂肪が落ちにくく痩せにくい季節なのです。

 

なぜ、夏が痩せにくいのかといいますと、

基礎代謝が低下するからです。

 

基礎代謝とは、呼吸や内臓機能の維持、体温調節に使う、

生きるために最低限必要なエネルギーのことです。

外気温が体温に近い夏は、体温維持にあまり力を使う必要がなく、

基礎代謝が下がってしまいます。

代謝を高めるアミノ酸(動物性たんぱく質)や主食をしっかりと採り、

基礎代謝を上げる食材を上手に採り入れて、

カラダを内側からぽかぽか温めましょう★

体を温める温熱性食材には、しそ(赤じそ・青じそ)、にんにく、

にんじん、黒豆、生姜、たまねぎ、みょうが、もち米、えび、シナモン、

ねぎなどがあります。

 

ぽかぽか薬膳

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野菜たっぷりぽかぽか薬膳しゃぶしゃぶ

材料(2人分)

だし汁(干しエビ・昆布)800cc、牛スライス肉(180g)、

人参(1/2本)、しめじ(1袋)、ねぎ(1/2束)、みょうが(3本)、

大葉(1束)、キャベツ(1/4個)、もやし(1袋)、

(あれば、八角、ナツメ、クコの実、紅花、陳皮、松の実)

 

作り方

?鍋に水を入れ、干しエビと昆布で出汁を取ります。

?人参はピーラーで薄くスライスします。キャベツは1cm幅の千切りにします。

?しめじは石づきを取り、小房に分けます。

?人参・もやし・キャベツ・しめじを茹でます。茹でたものは粗熱を取り、

  絞ってから千切りにした大葉・みょうが・しょうがと混ぜ合わせます。

?器に盛り付け、小口切りにしたねぎを散らします。

?出汁を取った鍋(用意できる方は、八角、ナツメ、クコの実、

 紅花、陳皮、松の実を入れる→お肉と一緒に食べることができます!)

 が沸騰してきたら牛スライス肉を入れます。

 火が通ったら、皿に取り茹でた野菜を巻いてゴマダレを

 付けてお召し上がりください。

 

本日の薬膳食材

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人参・・・体を温め、脾・腎の働きを活性化し、五臓全体に栄養を行き渡らせて

     滋養する効果があります。

     老化防止やがんの発生を抑えるといわれるカロチンを多く含んでいます。

 

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しょうが・・・脾の働きを助け、内臓を温める働きがあります。

 

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みょうが・・・ビタミンB1、B2、C、カルシウム、カリウムを含み、

       血行促進や発汗を促し、血液の循環を良くしてくれます。 

       さわやかな香りで、食欲を増進する作用もあります。

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ねぎ・・・・・ビタミンA、C、カルシウム、βカロチンなどを含み、

       冷えた体を温め、疲労回復に効果があります。

 

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大葉・・・・・胃腸を温める効果があり、脾の働きを助けて胃腸の調子を整え、

       気の流れとともに、血のめぐりも良くしてくれます。

       活性酸素の生成を防ぐ抗酸化作用のあるβ―カロテンを多く含んでいます。

 

とても簡単に作ることができますので、

是非、お試しください☆

 

【美膳薬膳担当者】

 

 

管理栄養士 藤 果菜恵図2.png

 

 

 

?国際天然物機能開発研究会 監修

 

 

美膳薬膳   2013年07月05日   admin