一般社団法人国際天然物機能開発研究会。

研究会レポート

第22回美膳薬膳

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毎日、ジメジメとした過ごしにくいお天気が続いていますね。

 

梅雨のお天気と同じく、毎朝スッキリしない・・・。

とお悩みの方は多いはずです。

 

美膳薬膳では、梅雨をスッキリ乗り切るための便秘解消レシピを

ご紹介をさせていただきます。

 

 一言に便秘といっても、中医学では5つのタイプに分類されます。

今週は、2つのタイプについてお話をさせていただきます。

 

冷えによる便秘「冷秘」

生ものや冷たいもののとりすぎによって下腹部が冷え、

胃腸の動きが悪くなることが原因とされています。

体が冷えると便秘が悪化する、下腹部や足腰の冷えが強い、

寒がり、夜間の頻尿、腰痛などの特徴が見られます。

にら、ねぎ、らっきょう、ごま、くるみなど

胃腸を温める食材がオススメです。

 

血の不足による便秘「血虚秘」

病中病後、老後、産後、慢性疾患などで血(栄養)が不足して

胃腸の働きが弱まり、便を押し出す力が衰えていることが

原因とされています。

便秘が長期間続く、コロコロとした便が出る、動悸やめまいがする、

手足がほてる、寝汗をかくといった特徴が見られます。

血の不足を補い、滋養する働きのある黒ごま、黒きくらげ、

しめじ、人参、ほうれん草、桃などがおススメです。

 

すっきり薬膳レシピ

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きのこたっぷりにらと春雨の薬膳スープ

<材料>

にら(1束)、干し椎茸(2枚)、しめじ(1/2株)、えのき茸(1/4株)、

干しエビ(20g)、春雨(10g)、ゆずこしょう(お好みで)、

干しエビ・干しシイタケの戻し汁(2カップ)、塩、醤油(各少々)

 

<作り方>

干しエビ・干しシイタケは水で戻しておきます。

にらは3cmの長さに切っておきます。

しめじ・えのき茸・戻したシイタケは石づきを取り、

食べやすい大きさに切っておきます。

鍋に干しエビとシイタケの戻し汁、戻したシイタケ・エビ、

しめじ、えのき茸を入れ、煮ます。沸騰したら、火を弱め、2〜3分煮ます。

塩・醤油で味を調え、春雨を加えます。

春雨が透明になったら、にらを加え、ひと煮たちさせて器に盛り付けます。

お好みでゆず胡椒をのせ、完成です。


【本日の薬膳食材】

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にら:胃腸の働きを整えて、消化を促進し、腸内の蠕動運動を活性化します。

また、体を温める効果があり、冷えによる便秘や血の不足による便秘に有効です。

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しめじ:食物繊維が豊富で腸内をなめらかにし、便通を促す作用があります。

腸内のコレステロール吸収を抑制し、排泄する作用もあります。

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椎茸:椎茸は食物繊維を多く含み、ビタミンDを豊富に含んでいます。

ビタミンDはカルシウムの吸収を助け、歯や骨を丈夫にしてくれます。

 

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?国際天然物機能開発研究会 監修

 

 

美膳薬膳   2013年06月14日   admin