中国伝統医学(TCM)は、四千年の歴史を継承しながら、現代の多様化した環境・生活習慣の変化に相応して臨床研究を重ね発展し続けています。近年中医臨床と薬学融合の研究は進んで、中医学は中医薬学とも呼ばれます。
21世紀に、現代科学の手段を用いて、生命の奥秘を探索すると同時に、自然回帰志向が高まり、健康長寿を求め、代替医学などの新しい概念は人の心に深く根ざすことになります。
疾病を治療し症状を緩和する方法には「対症療法」と「原因療法」があります。国際的な医療の趨勢は、単に病だけではなく、人間の心身全体を診る「原因療法」を中心とした漢方医学や相補・代替医療も必要であるという考え方に急速に移行しています。未病先防・養生法等の思考も重視されております。
日本には、少子・超高齢化の急激な加速により、社会保障制度全体の見直しが急務となっています。治療を中心とした医療だけでは国民の医療費は増大するばかりであり、予防医療を推進し、医療費を減らす実質的な対策が必要とされます。この一役を担う中医薬学を発揚しながら、西洋医学と融合し、斬新な予防医学を発展させるのは大きな使命と責務であります。
中医薬学の普及・発展には、伝統医療の本幹を知り、基礎から臨床応用まで正しく理解した専門人材の育成と、健康志向社会のニーズに基づいた生涯教育が重要となります。
九州は日本において、アジアの窓口であります。国際特徴がある中医薬学、日本の古来よりある自然療法及び大学の先端研究と融合によって、斬新な地域密着型「国際中医薬学院」を設立しました。
本学院は一般社団法人国際天然物機能開発研究会の元で、中国国立中医薬大学、一般社団法人九州中医薬研究会などと連携し、中医臨床薬膳を始め、東洋医療ヨガ、易学と中医学、臨床自然療法などを中心として、基礎から臨床応用まで教育を行います。さらに、医療・健康を中心とした地域振興に期待が集まります。
名称 | 一般社団法人 国際天然物機能開発研究会 国際中医薬学院 |
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所在地 | 〒812-0016 福岡市博多区博多駅南2-1-5-6F |
連絡先 | TEL 092-411-8077 メール:info@denap.or.jp |
提携機関 |
一社)国際天然物機能開発研究会 中国・遼寧中医薬大学 中国・瀋陽薬科大学 中国・吉林省鍼灸学会 新加坡・科芸中医薬学院(シンガポール) |
教室 |
福岡教室:博多三益教室(福岡市博多区博多駅南2-1-5-603) 島原教室:長崎県島原市上折橋町甲1596-1 広島校・研修センター:広島県広島市西区己斐本町2-1-1 漢方の千幸堂薬局内 東京研修センター:東京都豊島区池袋2-18-1タムラ第一ビル2F シンガポール教室:150 MACPHERSON ROAD SCIENCE ARTS BUILDING SINGAPORE 348524 中国教室:中国・瀋陽市?家屯区梧桐大街3号3-119-1 |
学歴及び職歴 | |
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学歴 | 1984年9月遼寧中医葯大学針灸学部(日本語クラス)入学 |
1989年7月同校卒業 医学学士を獲得 | |
1991年9月遼寧中医葯大学大学院入学 婦人科を専攻 | |
1994年7月同校卒業 医学修士を獲得 | |
1999年9月遼寧中医葯大学大学院博士コース入学 中医学基礎理論を専攻 | |
2002年7月同校卒業 医学博士を獲得 | |
2005年4月笹川奨学金研修者として、来日 首都大学東京 科学保健学部・東京都立老人病研究所 |
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職歴 | 1989年7月遼寧中医葯大学針灸学部助教授 医学博士 |
2012年10月遼寧中医薬大学針灸学部教授に就任 現在に至る |
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2018年1月国際天然物機能開発研究会・国際中医薬学院 学院長に就任 | |
主な研究テーマ | 老化の予防アルツハイマ病の予防及び疫学の調査 |