一般社団法人国際天然物機能開発研究会。

研究会レポート

第52回美膳薬膳 中医学による生理痛の見方

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本日は女性のホルモンバランスに関するトラブル。

『生理痛』について

中医学からみた観点でご紹介したいと思います。

 

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『生理痛』の主な症状は、

生理前後の小腹部の疼痛(とうつう)・腰痛・冷え、脈沈

が挙げられます。

 

そして中医学からみると

生理痛は、4つのタイプに分類されます。

 

腎陽虚(じんようきょ)

虚弱体質などから腎陽虚となり、子宮が冷えることが原因。

【主な症状】

遅い初潮年齢、生理痛、脈弱

 

子宮寒湿(しきゅうかんしつ)

血の流れの悪化が原因。

【主な症状】

生理前もしくは、生理中の腹部痛痛、体が重たい感じ

生理の量が少ない、脈遅

 

気滞血?(きたいけつお)

ストレス・精神の緊張・気や血の流れの悪化が原因。

【主な症状】

生理前の乳房張痛、少腹部の膨張感・疼痛、脈弦

 

気血両虚(きけつりょうきょ)

血虚、出血により気血両虚が更に悪化することが原因

【主な症状】

生理中もしくは整理後の腹痛、不眠、疲れ、

食欲不振、下痢、脈細

 

このように

虚弱な体質・臓腑機能の虚弱・ストレス

精神の緊張等の原因により生理痛が引き起こされています。

 

中医学では、

『不通則痛』といい、疼痛の症状は

気血の巡りが渋滞することに関係すると考えられています。

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体の気の流れや

血の流れを整えてあげることで

生理痛への緩和にもつながります。

 

また生理期間中は

体の保温が大切なので、

生物、冷たいもの、アイスクリーム、サラダは

体を冷やすので、

加熱料理を食べるのがおすすめです。

 

中医学を学び

未病を治す知識を得ていきましょう。

 

国際天然物機能開発研究会では

中医学をより詳しく学ぶことができる

このような取り組みを行っています。

http://www.denap.or.jp/news/archives/10

 

図2.png

?国際天然物機能開発研究会 監修

 

美膳薬膳   2014年01月31日   admin